国産の木の魅力、杉の赤身

赤身と聞くとマグロを思い出してしまいますが、木の丸太の断面にもあって中心の赤っぽい部分を赤身（心材）、外側の白い部分を白太（辺材）と呼びます。じっと眺めていると何だか美味しそうに見えてきて口の中がじゅわっとなってしまうのは私だけでしょうか(笑)スイカにも見えてきました。
話をもどしますと写真の杉は明確な二色体で赤身部分がわかりやすい特徴があります。この赤身部分には油分（精油成分）が多く含まれており、その精油成分は木を腐りにくくするだけでなく害虫（ゴキブリ、シロアリ、ダニ等）に強く木の耐久性を高めます。特に私共がおすすめの九州宮崎県産の飫肥杉（おびすぎ）は一般的なスギに比べて精油成分量が豊富で、この防腐・防蟻性能に優れた赤身部分だけを木取りしてウッドデッキ木材にしています。飫肥杉は軽くて柔らかい木材なので、肌にささるようなササクレがおきにくくクッション効果もあるのでお子さんが転んだりしても安心感のあるデッキ材です。しかも夏場の直射日光でも熱くなり過ぎず素足でもサラッとした感じで、冬場はあたたかく感じます。ハードウッドとはまた違う特徴の国産の木もいいものです。